１　１４：０５に小屋に到着。 隊長は珈琲を豪華に入れて一休み。 トナカイは牽かせた荷が重かったのか ご主人様に不満な顔をさらしていた。 何時のように、後で餌でも与えておこう。 小屋には、やわらかい午後の日差しが 差し込み、幾分暖かい。 しかし、火を点けないことには夜が保たない。 隊長は火気取扱責任者となり、持参した コークスへの点火作業をする。
	２　しかし、コークスは実に火付きが悪い。 文化焚き付け、ガンビ、薪を使うがどうしても 火がコークスに点かない。 そうだ！！。 どうして火が点かないか馬場さんに聞いてみよう。 悪戦苦闘すること２時間。 隊　長 「ハセ　ご覧　あれがコークスの炎だよ。」 ハ　セ 「・・・」、「・・・」 この時ハセは、寒さでチンチンも ちぢみ上がり、生気を失っていた。
３　隊　長 「ハセ　火も点いたことだし、暗くなったしぃー、 飯の準備でもすっかぁ。」 ハ　セ 「そうですね。」 と怪しげなヘッドライトに明かりを灯す。」 隊　長 　　　「こぇーー。こえっーって ハセ。」	４　さて、晩飯のお時間 隊長の晩飯は、正月でもないのに、気持ちが 正月なので、お雑煮。 副隊長のは、左の写真のチゲ鍋にはチゲねぇ鍋。 　　中にあるのは餅ではなくチーズはんぺん。 不味かったそうな。
５ 　ビデオカメラで撮してみたがやはり上手くは撮れない。 一応添付して見たが、雰囲気だけ感じてください。 ハセも呼んで二人でしばらく眺めていた。 隊　長 「雪印のマークだ。雪印も去年は大変だったけれど 頑張って欲しいものだ。」 と訳の分からないことを一人つぶやく。	６　食う物も食ったし、夜は深々と更けてゆく。 ぼちぼち寝ようかと思い、 隊長はションベンをしに外へ出る。 　　 ☆が見える。しかし、イマイチ。 気温はマイナス２０℃。 湯気を立てながら隊長がペッルのティカが照す雪面に目をやると、 大きなフケのような、 ウロコのようなものが至る処でキラキラしている。 用を済ませて近づいて見ると、なんと雪の結晶。 でかい！！。
７　隊長は、早々にシュラフに入る。 後で知ったのだが、 副隊長のハセは、２時間おきに起きて、 ストーブにコークスをくべていたそうな。 しかし、その合間の怪しげな行動を 隊長は見逃さなかった。